ABOUT
フィンランド人の現代アーティスト、Maaria Wirkkala(マーリア・ヴィルッカラ)が4歳の時に描いた天使の壁紙のイラストが、60年の時を超えファブリックに生まれかわりました。
このあどけない天使のイラストは、1958年の冬、クリスマス前の季節に当時アラビア社でセラミックアーティストとして活躍していた母Rut Bryk(ルート・ブリュック)が壁紙のデザインのために蝶々を描いていたテーブルの反対側で、娘のマーリアによって描かれました。
Maaria Wirkkala (マーリア・ヴィルッカラ)
1954年、フィンランド、ヘルシンキ生まれ。
現代アーティストである彼女の作品は、自然の中のインスタレーションから街中でのプロジェクトまで多岐に渡ります。
フィンランドを超え、イタリアのベニスビエンナーレやトルコのイスタンブールビエンナーレなど、世界中でその作品を見ることができます。
2003年より、越後妻有アートトリエンナーレ、横浜トリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭、北アルプス国際芸術祭など、日本でも活動の幅を広げています。
Rut Bryk (ルート・ブリュック 1916 - 1999)
マーリアの母。
フィンランドの芸術とデザインシーンにおいて最も中心となるアーティストのひとり。
大学でグラフィックデザインを勉強したのち、1942年よりアラビア社で陶芸家としてキャリアをスタート。フィンランドの現代陶芸の改革者として重要な役割を果たす。
現在、「ルート・ブリュック -蝶の軌跡-」展が全国巡回中。
・岐阜県現代陶芸美術館 6月6日-8月16日(現在開催中)
・久留米市美術館 7月18日ー9月6日(開催中止)
・新潟万代島美術館 10月10日-12月6日
・東京ステーションギャラリー 2019年4月27日-6月16日(終了)
・伊丹市立美術館 2019年9月7日-10月20日(終了)
Tapio Wirkkala (タピオ・ヴィルッカラ 1916 - 1985)
マーリアの父。
フィンランドのモダンアーティスト及び工業デザイナー。
家庭で使われる日々の道具からグラフィックデザイン、抽象的な彫刻まで作品は幅広く多岐に渡る。
1968年に発表されたガラスシリーズ「Ultima Thule(ウルティマ・ツーレ)」はフィンエアーのビジネスクラスでも使われ、現在でもiittala社で製造されている。